レーザーによる歯周病治療
歯周ポケット内にレーザーを照射することで、歯周病菌を減らすことができます
また、歯周病による歯肉の炎症や出血も抑えられ、治癒を促進する効果も期待できます
プラーク・歯石の除去などと併せてレーザー治療を行うとより効果的です
もちろん、歯ブラシが届かない箇所の細菌も除菌できるため、歯周病予防においても有効な方法だとされています
歯周再生療法(リグロス)
新薬リグロスは、組み換え型ヒトbFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)を有効成分とする世界初の歯周組織再生医薬品です。
リグロスの主成分のbFGFは、傷を修復させる作用を引き出す力が強いことが特徴です。
リグロスは新しい血管をどんどん作り、新し新しい細胞を呼び込み、歯茎の細胞の増殖を促進させる効果があります。
この効果により、リグロスは組織再生により良い環境作りをし、結果に歯肉、歯根膜(しこんまく)、セメント質、歯槽骨(しそうこつ)の4つの歯周組織をバランス良く再生させる新しい治療法です。
リグロスの主成分のbFGFは、傷を修復させる作用を引き出す力が強いことが特徴です。
リグロスは新しい血管をどんどん作り、新し新しい細胞を呼び込み、歯茎の細胞の増殖を促進させる効果があります。
この効果により、リグロスは組織再生により良い環境作りをし、結果に歯肉、歯根膜(しこんまく)、セメント質、歯槽骨(しそうこつ)の4つの歯周組織をバランス良く再生させる新しい治療法です。
歯周病に完治はない
歯周病は完治することがない病であることが、最近の研究で分かってきました。歯周病菌を駆逐することは不可能なのです。今まで完治したと思っていた症例は臨床的治癒、すなわち寛解しただけだったのです。
しかし、寛解状態を生涯にわたって維持することはできます。これこそが新時代の防ぎ守る歯科医療。これを可能とするのが最新のバイオロジーに基づいた臨床・予防歯科です。
「どうして歯周病は起こるのか」を理解し、歯垢などのバイオフィルムの病原性が高くならないように歯と組織とバイオフィルムとの均衡を維持するこが大切です。
とりわけ出血しない歯肉を維持する事が重要なのです。
しかし、寛解状態を生涯にわたって維持することはできます。これこそが新時代の防ぎ守る歯科医療。これを可能とするのが最新のバイオロジーに基づいた臨床・予防歯科です。
「どうして歯周病は起こるのか」を理解し、歯垢などのバイオフィルムの病原性が高くならないように歯と組織とバイオフィルムとの均衡を維持するこが大切です。
とりわけ出血しない歯肉を維持する事が重要なのです。
歯周病の最新病因論
21世紀初頭の歯周病菌は「レッドコンプレックス」と呼ばれる3菌種でした。現在では、さまざまな細菌種の協働作業によるMicrobial shiftが歯周病発症の原因であり、レッドコンプレックスがいるとMicrobial shiftが起こりやすくなると考えられています。
歯垢などのバイオフィルムのMicrobial shiftは、数年から20年をかけてゆっくりと起こります。バイオフィルム細菌の中には、他の細菌種の産生する代謝産物(排泄物)を栄養素として利用するものが多く存在します。細菌たちは足らない栄養素をお互いに融通し合い、じわじわと病原性を高めていき、歯周組織の炎症がさらに亢進すると、歯周ポケットの内面には潰瘍(上皮が脱落した状態)が形成されます。歯周病菌にとって、鉄分は必須栄養素です。潰瘍面からの出血により、血液中の鉄分とタンパク質を摂取し歯周病菌は増殖し活発となりMicrobial shiftが起こります。
その結果、バイオフィルムの病原性は大幅に高まり、歯周病菌と歯周組織の均衡が崩れ、歯周病が本格的に進行します。
そのため歯周病の予防には「バイオフィルムの除去、出血しない歯肉」が重要なキーワードとなってきます。
歯垢などのバイオフィルムのMicrobial shiftは、数年から20年をかけてゆっくりと起こります。バイオフィルム細菌の中には、他の細菌種の産生する代謝産物(排泄物)を栄養素として利用するものが多く存在します。細菌たちは足らない栄養素をお互いに融通し合い、じわじわと病原性を高めていき、歯周組織の炎症がさらに亢進すると、歯周ポケットの内面には潰瘍(上皮が脱落した状態)が形成されます。歯周病菌にとって、鉄分は必須栄養素です。潰瘍面からの出血により、血液中の鉄分とタンパク質を摂取し歯周病菌は増殖し活発となりMicrobial shiftが起こります。
その結果、バイオフィルムの病原性は大幅に高まり、歯周病菌と歯周組織の均衡が崩れ、歯周病が本格的に進行します。
そのため歯周病の予防には「バイオフィルムの除去、出血しない歯肉」が重要なキーワードとなってきます。