当院ではアストラテック社インプラントシステム及びメガジェン社インプラントシステムを採用しています。患部の状態や患者さんのご希望など、さまざまな面を考慮して最適なインプラントシステムをご提案いたします。
アストラテック社のインプラントシステムとは・・・
ストラテックインプラントは、スウェーデンのアストラテック社が製造しているインプラントシステムで、生体親和性に優れ、長期間安定して使用できる純チタンを用いた歯科用インプラントです。開発メーカーのアストラテック社は、世界的な製薬・医療器具メーカーであるアストラゼネカ社のグループ企業であり、1985年からインプラントの開発に取り組み、現在ではその研究開発力と長期安定性は世界中で高い評価を得ています。
アストラテックインプラントの特徴としては、化学的に処理されたチタン表面性状、生体力学的な骨刺激、強固かつ安定した適合性、軟組織の接触ゾーンの高さと軟組織量の増大などが挙げられますが、中でも最大の特徴は、周囲の骨の吸収率が非常に少ないことにあります。術後の骨の吸収によるインプラントの喪失や審美性の阻害を防ぎ、残っている骨を有効に活かすことが可能なシステムです。
メガジェン社のインプラントシステムとは・・・
AnyOneエクストラワイドインプラント(直径7.0mm~8.0mm)は、これまで長さ重視で選択されていた形状とは異なり、直径を広げることでインプラント埋入時の強固な初期固定を実現。
従来、特に垂直的骨量の少ない上顎臼歯部へのインプラントアプローチは上顎洞底挙上が必須で リスクの高い部位である認識が一般的でした。
それは長いインプラントを埋入することが 有効だという認識が引き継がれてきた経緯があります。
直径7.0mm以上のインプラントであるAnyOneエクストラワイドインプラントの適応は、従来、難症例といわれた症例に対して腫脹・疼痛を軽減し、骨補填材を使用しないアプローチ(Graftless sinus lift concept)で埋入できます。